2024年12月23日
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こんにちは。厚木市の写真スタジオ、Anymicks(エニィミックス)です。日に日に寒さが増し空気も澄んで、夜景が一段と綺麗に見えるようになりました。
そこで今回は、モデルのTMさんにお付き合いいただき、横浜みなとみらい周辺の夜景を撮影してきましたので、一眼レフカメラによる簡易なイルミネーション撮影のポイントなどをご紹介したいと思います。
1 撮影のポイント
①カメラ、ストロボを機器まかせのオートで撮影すると、人物は明るく背景は暗くなってしまいます。
②このため、カメラ、ストロボはマニュアルで調整することをお勧めします。
③はじめに露出(明るさ)を背景に合わせ、その後ストロボはやや弱めに人物に当てます。
④背景を明るく撮影するためには、ISO値を高めに設定する必要がありますが、画像の荒れは撮影後のレタッチで軽減させます。
⑤現場は暗いことが想定され、機器の設定に慌てないためにも、事前にカメラ、ストロボをマニュアルで操作できるように確認、設定しておくのが良いでしょう。
▲マリーンルージュを背景に:S1/40秒 f/2.8 ISO2000で撮影
2 カメラの設定
①カメラはマニュアル設定にし、はじめストロボの電源はオフにしておきます。
②三脚を使わない場合は、手ブレを防ぐためシャッター速度は1/60秒〜1/125秒を基準に、絞り値とISO値を調整し、モデルの方以外の風景に露出を合わせます。
③絞り値により、背景に映るイルミネーション等の光の球の大小(ボケ具合)が変わるので、絞り値を好みの大きさになるように調整します。
④三脚を使用する場合は、シャッター速度を1/30程度にして絞り値とISO値を調整します。
③ホワイトバランスはオートに設定しておきますが、画質をRAW画像で撮影しておくと撮影後、高画質で色調整が可能となります。
▲クイーンズスクエアにて:S1/60秒 f/2.8 ISO2500で撮影
3 撮影に当たって
①背景の露出を決めたらストロボをオンにして、一度モデルの方を試写し、モニターを確認します。
②通常は、モデルの方が明るく写り過ぎるので、ストロボの光量を少しずつ下げモニターを確認しながら試写を繰り返し、風景に馴染む明るさに調整します。
③三脚を使用し、シャッター速度を極端に遅くすると、被写体ブレが生じる恐れがあるため、モデルの方にはできるだけ静止するようお願いします。
④なお、三脚を使用する場合は、撮影場所の管理者が禁止していないか、また、他人の通行等の迷惑にならないか、十分配慮する必要があります。
▲グランモール公園のイルミネーション:S1/30秒 f/4.0 ISO1600で撮影
4 撮影を終えて
みなとみらい周辺は、夜景の撮影スポットがたくさんあります。
今回、モデルのTMさんには明るめの衣装をお願いし、長時間にもかかわらず、笑顔で撮影にお付き合いいただき感謝です。
最近は、スマホでも夜景はかなり綺麗に撮影できますが、興味のある方は、ぜひ一眼レフカメラなどでチャレンジしてみてください。
▲赤レンガ倉庫周辺のイルミネーション:S1/125秒 f/3.5 ISO2000で撮影
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